2012年3月11日日曜日

脂質生産性藻類のゲノム

目下イランの核開発問題で原油の価格が上昇しています。日本も原発を停止し、化石燃料に依存した経済に向けて突き進んでいます。そんな中、バイオ燃料生産に貢献するであろう生物のゲノム解読が報告されました。

Draft genome sequence and genetic transformation of the oleaginous alga Nannochloropis gaditana
Radakovits R, Jinkerson RE, Fuerstenberg SI, Tae H, Settlage RE, Boore JL, Posewitz MC.
Nat Commun. 2012 Feb 21;3:686. doi: 10.1038/ncomms1688.
PMID: 22353717 [PubMed - in process]

Nannochloropsis gaditanaは二次共生藻類である真正眼点藻植物(Eustigmatophyceae)の一種です。この藻類の仲間は生産性が高く、脂質を蓄積する性質があるため、バイオ燃料のソースとして着目されています。この生物のゲノムを解読し、脂質生産性を更に向上させた藻類を開発してバイオ燃料生産に利用しようというのがこの研究の目的です。

結果の詳細については文章で書いてもわかりにくいので、論文を参照してください。

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