2012年12月4日火曜日

論文のインパクトと投稿過程

生物学系の923の雑誌で投稿、掲載と論文のインパクトの関係を調べた研究がScienceに掲載されました。これによると、75%の論文は最初に投稿された雑誌に掲載されている一方で、インパクトの高いジャーナルに出版される論文は他の雑誌に最初に投稿された論文が比較的多いことがわかりました。また、最初に投稿した雑誌と違う雑誌に再投稿された論文は、最初に投稿した雑誌に掲載された論文に比べてより引用回数が多い傾向があり、異なる雑誌コミュニティー(?)に再投稿された論文は逆に引用数が少ない傾向があったそうです。

査読にしっかり対応している論文は質が高くなる事を示しているようです。

Flows of Research Manuscripts Among Scientific Journals Reveal Hidden Submission Patterns.
Calcagno V, Demoinet E, Gollner K, Guidi L, Ruths D, de Mazancourt C.
Science. 2012 Nov 23;338(6110):1065-9. doi: 10.1126/science.1227833. Epub 2012 Oct 11.
PMID: 23065906 [PubMed - in process]

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