2011年12月5日月曜日

グリプトドン

恐竜はとっても魅力的ですが、我々ヒトは哺乳類ですから、やはり哺乳類のブースも気になります。
下の写真は絶滅したグリプトドン。アルマジロの仲間です。南米大陸は新生代に長期間「島大陸」(他の大陸との接続がない大陸)だったので、独特な哺乳類が進化しました。異節類と呼ばれるグループは現存する哺乳類の4大系統群の1つです。アルマジロ、アリクイ、ナマケモノを含むこのグループはかつては巨大なナマケモノ(オオナマケモノ)や巨大なアルマジロ(グリプトドン)を生み出しました。パナマ陸橋によって北米大陸と接続してからは北米産の哺乳類が進入した結果、多くが絶滅し、現存するものもほとんどが中南米に限られていますが、唯一ココノオビアルマジロ(Dasypus novemcinctus)は現在北米を北上中だそうです。このココノオビアルマジロは異節類の代表としてゲノムが読まれています。

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