2011年11月14日月曜日

L1 ORF1タンパク質の三量体の構造

論文メモ。

Trimeric structure and flexibility of the L1ORF1 protein in human L1 retrotransposition.
Khazina E, Truffault V, Büttner R, Schmidt S, Coles M, Weichenrieder O.
Nat Struct Mol Biol. 2011 Aug 7;18(9):1006-14. doi: 10.1038/nsmb.2097.

L1 ORF1タンパク質の三量体の構造を結晶構造解析とNMRで示した論文。三量体化はN末側のコイルドコイルドメインで維持され、中央部のRRMとC末側のCTDドメインが自由に動くことが出来る様になっている。この構造は1本鎖RNAとの特異的な結合を説明でき、変異解析からはこの可動性が転移に必須であることがわかった。

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