2011年7月8日金曜日

Emerald Ash Borer

図書館で読んだTimeから。

Meet the Beetles: Battling the Ash Borer Plague
中国から木材に紛れて移入されてしまったemerald ash borer(学名Agrilus planipennis)が米国の森林に過去最大級の被害をもたらしているそうです。このタマムシの幼虫はトネリコの仲間の樹木の樹皮を内側から食害します。師管と道管が食べられてしまうと樹木は上部と下部の間の栄養や水の輸送ができなくなり、最終的に枯れてしまいます。

人工林が問題を悪化させてしまっているようです。日本の杉のようにアメリカでも自然樹を切り倒して特定の樹木のみを植えてしまっています。トネリコは材質が堅く、野球のバットなどに利用されているそうです。そこでこの昆虫の食害で山が丸裸という状況にまでなっているらしいです。もし自然林のようにいろいろな植物が混ざって生えていれば食害の広がる速度はかなりゆるやかになるはずですが...

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