東京大学の同窓会のメールでも送られてきていましたし、ニュースでもたびたび話題になっている、東大が秋入学を導入することを検討しているという話題についてなかなか良い解説がNHKのサイトに載っていました。(以下)
時論公論 「東京大学秋入学実施へ」
学年の始まりが何月であろうと、それ自体にはあまり意味はありませんし、優劣もありません。しかし、現在のように国際化が進んでくると世界の多数派に合わせざるを得ないことも多くあります。例えば英語です。英語は決して他よりも優れた言語ではありませんが、科学業界では英語で論文を書かないと今や認められません。世界中では学年が秋に始まるところが多いのですから、留学生を獲得し、あるいは留学生を送り出すのには、学年が秋に始まる方が有利なのは言を待ちません。
課題となるのは、高校までの学年との相違、そして日本では一般的な一斉雇用、一斉入社システムとの相性でしょう。高校卒業から大学入学までの半年、あるいは大学卒業から入社までのギャップを海外旅行や、ボランティアに使って欲しいというような話もでていますが、馬鹿らしい話です。何をするかは大学生自身が決めればいい話でしょう。制度として強制する必要があるとは思えません。
実現までは時間がかかりますが、おそらく最終的には秋入学が定着していくのではないかと予想します。大学での普及が進むとやがて高校や義務教育もその方向に向かっていくことでしょう。
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