2012年1月26日木曜日

Lynn Margulis (1938–2011)

ちょっと情報が遅いかもしれませんが、細胞内共生説を唱えたLynn Margulisが昨年11月22日に73歳で亡くなったことをScienceの記事で知りました。真核生物の初期進化において複数回バクテリアを細胞内に取り込み、一つはミトコンドリアに、もう一つは色素体になったという細胞内共生説は今や常識です。一方、同時に提唱された鞭毛がスピロヘータに由来するという仮説は否定されています。

Retrospective Lynn Margulis (1938–2011)

共生説の論文は1967年、彼女が29歳の時に出版され、それまでに15のジャーナルにリジェクトされていたそうです。蛇足ですが、その論文の著者名はLynn Saganです。

On the origin of mitosing cells
Sagan L.
J Theor Biol. 1967 Mar;14(3):255-74.

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