2011年12月21日水曜日のブログの記事の続報です。昨年12月20日にアメリカの政府機関がNatureとScienceに対して実験手法の詳細を掲載しないように要請しました。これは再現性を重視する科学界にとっては到底受け入れられない内容でしたが、それでも生物テロの危険性を無視してこれまで通りの研究を継続することもまた許されない状況になったようです。
強毒性の鳥インフル研究停止…テロ防止策検討
あくまで中止するわけではなく、防止策を検討する時間を捻出するために、全てのH5N1型のインフルエンザの研究を60日間停止するという内容です。抜け駆けの無いようにこの分野の世界中の一線の研究者が合同で発表しています。自主停止の60日間で万全の対策ができあがるとは思えませんが、世界中で議論が行われ、より良い対策を作る素地ができることを期待したいですね。
Natureの記事は以下。
Pause on avian flu transmission studies
上記記事についてのNews。
Scientists call for 60-day suspension of mutant flu research
Scienceの記事は以下。
Pause on Avian Flu Transmission Research
文章はどちらも同じです。
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