2012年3月5日月曜日

TogoDoc Client

以前からiPapers2が論文検索中に頻繁に落ちていました。ついに最近検索すると常に落ちるようになってしまったので、先日から他の論文整理ソフトを試しています。とりあえず無料のものを。

TogoDoc ClientはPubMedに登録された論文情報を使ってダウンロードされた論文を整理するソフトウェアです。私はほとんどPubMedしかチェックしない私にとってはこれで大丈夫かと思い、試してみました。

TogoDoc Client

論文ファイルの自動解析を行なうには、ダウンロード後、Database Center for Life Science (DBCLS)にアカウントを作る必要があります。

iPapersは論文をダウンロードしたらそのまま名前をつけて整理してくれるので大変重宝していたのですが、TogoDocにはそのような機能はありません。その代わりに、ブラウザーなどでダウンロードしたPDFファイルを自動で整理してくれる機能があります。自動解析でどの程度まで情報が取得できるか試してみました。結果として、いくつか問題点を発見。

(1)パスワードによる許可がないと情報の抽出が出来ない(保護された)PDFファイルでは、たとえPubMed IDを入力しても情報をPubMedから取ってこない。(Genes and Genetic Systems, 2002年のNucleic Acids Res, 2002年のEMBO Journalなどが該当した)
(2)たまに間違った論文情報を取ってくる。(これはマイナーな雑誌の論文に多かった。)
(3)マイナーな雑誌の論文の情報を検索すると重く、たまに落ちる。
(4)スキャンしたままで公開されているような古いPDFファイルは情報が取得できない。(これは改善の余地がなさそうですが...)

他の問題としては、
TogoDocから論文検索をしてもダウンロードできない場合が多い。
など。これは、新しい論文のPDFファイルは問題なく情報を抽出できるようなのでブラウザを使って解決できそうです。逆にTogoDocから論文を検索するメリットは無さそう。

PubMed検索と自分のところに保存された論文の検索が別々になってしまうので、同じ論文を何度もダウンロードしてしまう問題点がありそうです。内部で検索までできたiPapersより多少不便ですが、まあまあ使えそうなのでしばらく使ってみることにします。

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