2012年3月29日木曜日

彗星の衝突がヤンガー・ドリアス期を引き起こした?

ニュースによると1万2900年前ごろに北米大陸に彗星の衝突か空中爆発があったのが気候変動を引き起こしたという説が唱えられたようです。

縄文時代にも大規模な彗星衝突か 米などの研究チーム

北米大陸には剣歯虎やマンモスなどの大型の哺乳類が多数生息していました。しかし人類の到達と前後してこれらの大型動物たちは絶滅してしまいます。このため、人類による狩猟が大型哺乳類の絶滅の原因だという考えが長らく支配的でした。しかし、実際には、大型動物の減少は人類の到達以前から始まっていた可能性が高いことがわかってきており、今回の報告もその流れに沿ったもののようです。

Evidence from central Mexico supporting the Younger Dryas extraterrestrial impact hypothesis
Israde-Alcántara I, Bischoff JL, Domínguez-Vázquez G, Li HC, Decarli PS, Bunch TE, Wittke JH, Weaver JC, Firestone RB, West A, Kennett JP, Mercer C, Xie S, Richman EK, Kinzie CR, Wolbach WS.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2012 Mar 5. 109 (13): E738-E747
PMID: 22392980 [PubMed - as supplied by publisher] Free Article

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