2011年9月1日木曜日

脊椎動物進化の3つの革新時期

論文メモ。
Three Periods of Regulatory Innovation During Vertebrate Evolution

5種の脊椎動物のゲノム配列比較から高度に保存されていながら転写されていない配列conserved nonexonic elements (CNEEs)を同定し、これを調節領域と見なした。これが進化上のどの時期に強い淘汰圧を受けているのかを解析したところ、3つの段階が特徴づけられた。まず、脊椎動物の初期進化では転写因子や発生関連遺伝子の周辺のCNEEが淘汰を受けており、次は細胞外シグナル伝達系の遺伝子の周辺のCNEE、最後が翻訳後タンパク質修飾因子の周辺のCNEEであった。

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