以前本サイトでも紹介しましたが、霊長類の2つの遺伝子、Syncytin-1とSyncytin-2はレトロウイルスのEnv遺伝子に由来する遺伝子で、胎盤での細胞融合に働いています。しかし逆に胎盤以外の領域でこれらの遺伝子が発現すると細胞融合を引き起こし有害となります。この論文では、DNAメチル化、ヒストントリメチル化により胎盤以外の組織ではSyncytinの転写が抑制されていることを明らかにしています。
Epigenetic regulation of transcription and splicing of syncytins, fusogenic glycoproteins of retroviral origin
Trejbalová K, Blazková J, Matousková M, Kucerová D, Pecnová L, Vernerová Z, Herácek J, Hirsch I, Hejnar J.
Nucleic Acids Res. 2011 Nov 1;39(20):8728-8739. Epub 2011 Jul 19.
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