RNAi promotes heterochromatic silencing through replication-coupled release of RNA Pol II
Zaratiegui M, Castel SE, Irvine DV, Kloc A, Ren J, Li F, de Castro E, Marín L, Chang AY, Goto D, Cande WZ, Antequera F, Arcangioli B, Martienssen RA.
Nature. 2011 Oct 16;479(7371):135-8. doi: 10.1038/nature10501.
ヘテロクロマチンを細胞分裂の前後で維持するにはRNAi系によりヒストンの修飾を制御する必要がある。この論文では、分裂酵母Schizosaccharomyces pombeのヘテロクロマチン内で、複製開始点とnon-coding RNAの位置を変えると転写と複製の間の競争が起こることを示している。転写と連動したRNAiではRNA polymerase IIが放出され、リーディング鎖でのDNA polymerase によるDNA複製が完了し、一方でヒストン修飾酵素が複製フォーク周辺のヘテロクロマチンを維持するよう機能する。一方、RNAiが無い場合には停止した複製フォークは相同組み換えにより修復され、ヒストン修飾は保持されない。
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