2011年11月11日金曜日

白亜紀の南米の哺乳類化石

論文メモ。

Highly specialized mammalian skulls from the Late Cretaceous of South America
Rougier GW, Apesteguía S, Gaetano LC.
Nature. 2011 Nov 2;479(7371):98-102. doi: 10.1038/nature10591.

Dryolestoidsは絶滅した哺乳類のグループで、現生の有胎盤類と有袋類の祖先と考えられている。Dryolestoidsはジュラ紀から北米とヨーロッパで化石が見つかっているが、南米では新生代初期まで生息していた。
この論文では、後期白亜紀の南米の地層から見つかったDryolestoidsの頭骨の一部と顎骨を報告している。この化石により中生代の哺乳類では初めて歯の特徴がわかった。この化石はDryolestoidsの派生的な特徴をジュラ紀のローラシア大陸の化石と共有する一方で白亜紀の南米に特異的な特徴も持っている。

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