2011年のノーベル医学生理学賞は、免疫学に貢献のあった3氏(Bruce A. Beutler, Jules A. Hoffmann, Ralph M. Steinman)に贈られると発表されました。
The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2011
受賞理由は、
Bruce A. Beutler, Jules A. Hoffmannの両氏が
"for their discoveries concerning the activation of innate immunity"
「自然免疫の活性化についての発見」、
Ralph M. Steinman氏が
"for his discovery of the dendritic cell and its role in adaptive immunity"
「樹状細胞とその獲得免疫での働きの発見」
です。
自然免疫系については
大阪大学の審良静男氏もノーベル賞の候補に挙がっていましたが、残念ながら、同分野でのノーベル賞の発表で、授与の可能性はほとんどなくなりました。
ところが、発表10月3日の数日前9月30日に、受賞を発表されたSteinman氏が亡くなっていたそうです。
ノーベル賞受賞のスタインマン氏、死去していた
受賞は取り消されないという話ですが、さぞ無念なことでしょう。
京大の山中伸弥氏も有力候補とされていましたが、去年の賞が体外受精についてのものだったので、iPS細胞での再生医学とは多少分野が似通っています。今年はバランスを考えて見送られたのでしょう。
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