1300の大学・機関を調査へ 業者に研究費預け積み立て 大学教授ら不正経理
東工大を端緒として、東京学芸、慶応、上智、立教、東京女子医科などの大学で出入りの業者に架空の発注をしたことにしてお金を預け、次年度にそのお金で別の物品を買うという不正が横行していたことが発覚しました。
単年度会計制度の問題で、研究費が3月から6月まで使えないギャップが生じていたのが背景にあるのは事実ですが、不正は不正。やってはいけないことです。むしろ制度の不備で研究に支障を来たすとすればそれは政府の問題であり個々の研究者の問題ではないのですから、不正をしてまで研究を遂行する必要はないのではないでしょうか?
とは言ってみたものの、
研究は予想外のことが起こるからこそ意義があるもので、前年度に立てた予定通りに研究が進むようならば、それは、よっぽど良く練られた研究なのか、あるいは全く面白みの無い知識の再確認なのかいずれか、おそらくは後者でしょう。
どの業界でもそうなのでしょうが、不正を防ぎつつある程度の柔軟性を与えられるような制度設計が望まれます。
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