2011年3月24日木曜日

Miracle Planet EPISODE 2 Snowball Earth

前回のEPISODE 1に引き続き、EPISODE 2の感想です。2は、放映当時話題になった全球凍結を通じてカンブリア爆発の直前までを描いています。そういえば放映当時全球凍結の話題は知っていたのですが、見ていません。

全球凍結と酸素濃度の変化の関係、動物の誕生、等々興味深い内容でした。ストーリーが首尾一貫して組み立てられているので、説得力を感じてしまいました。メタン細菌によるメタンの増加→温室効果ガス効果による地球温暖化、藍藻による酸素の放出→メタンの酸化→室効果ガス減少→地球寒冷化(全球凍結)、火山の噴火→二酸化炭素の増加→地球温暖化→巨大ハリケーンの発生、浅瀬での大量の藍藻による酸素の大気中への放出→酸素濃度の上昇、などの流れが非常にすっきりしていて違和感なく入ってきます。が、これは鵜呑みにするのは危険でしょう。

個人的には6億年前の全球凍結を動物がどうやって耐え抜いたかに興味があります。過去の分子時計の研究のように10億年以上前に動物が誕生していたとするならば、たくさんの系統がこの危機を乗り切ったはずですが...個人的には昔の外挿による分子年代推定にはかなり問題があると思います。が、化石記録も不十分なのでもう少し研究が進む必要がありますね。

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