2012年4月12日木曜日

マンモス巡業中

生後約1か月のケナガマンモスの死骸が世界10都市を巡回中だそうです。名前はリューバ(Lyuba)。今は香港のデパートにいるらしいです。

赤ちゃんマンモス「リューバ」の死骸、12日から香港で一般公開

最初の公開地はシカゴで最後はロンドンだそうです。

永久凍土から発見の子マンモス、世界10都市で公開へ

今年から来年は東アジアから東南アジアを廻ります。
仔マンモス「リューバ」、巡業の旅に出る

2012年4月11日水曜日

Zinc finger nucleaseでヒトゲノムにプラスミドを挿入

以前タイトルだけチェックした論文の内容をまだ見ていなかったので連続投稿します。

Targeted plasmid integration into the human genome by an engineered zinc-finger recombinase OPEN ACCESS
Gersbach CA, Gaj T, Gordley RM, Mercer AC, Barbas CF 3rd.
Nucleic Acids Res. 2011 Sep 1;39(17):7868-78. Epub 2011 Jun 7.

著者らは以前ジンクフィンガーヌクレアーゼを用いてヒトゲノムの特定の位置に目的の配列を挿入する方法を報告している。この論文では、2段階かけてゲノム上のどこにでも目的の配列を挿入する方法を報告している。まずpiggyBacを用いて、ジンクフィンガーヌクレアーゼの標的となる配列をランダムに挿入する。続いてトランスフェクションしたプラスミドをジンクフィンガーヌクレアーゼを用いてそのゲノム座位に挿入する。

どういう意味があるのかちょっと見ではわからないのですが、いろいろと応用の可能性があるのかもしれません。

2012年4月10日火曜日

Cyanophora paradoxaのゲノム

狭義の植物の仲間は3つのグループに分けられます。すなわち、緑色植物、紅色植物、そして灰色植物です。灰色植物の葉緑体(シアネレ)は他の2グループと同じ共生に由来すると考えられてきましたが、とても原始的に見えるため、独立に取り込んだ藍藻であるという異論もありました。緑色植物では陸上植物を含めて多種のゲノムが、紅色植物では紅藻のCyanidioschyzon merolaeのゲノムが解読されていましたが、今回灰色植物のゲノムも解読されました。

Cyanophora paradoxa genome elucidates origin of photosynthesis in algae and plants.
Price DC, Chan CX, Yoon HS, Yang EC, Qiu H, Weber AP, Schwacke R, Gross J, Blouin NA, Lane C, Reyes-Prieto A, Durnford DG, Neilson JA, Lang BF, Burger G, Steiner JM, Löffelhardt W, Meuser JE, Posewitz MC, Ball S, Arias MC, Henrissat B, Coutinho PM, Rensing SA, Symeonidi A, Doddapaneni H, Green BR, Rajah VD, Boore J, Bhattacharya D.
Science. 2012 Feb 17;335(6070):843-7.
PMID: 22344442 [PubMed - in process]

これによると上記3グループが藍藻を共生した共通祖先を持っていること、葉緑体からの栄養の輸送と細胞質での保存のためにクラミジア類の細菌から遺伝子を取り込んだことが示されました。

2012年4月9日月曜日

イトヨ(トゲウオ)ゲノム

イトヨ(Gasterosteus aculeatus)のゲノムが報告されました。

The genomic basis of adaptive evolution in threespine sticklebacks
Jones FC, Grabherr MG, Chan YF, Russell P, Mauceli E, Johnson J, Swofford R, Pirun M, Zody MC, White S, Birney E, Searle S, Schmutz J, Grimwood J, Dickson MC, Myers RM, Miller CT, Summers BR, Knecht AK, Brady SD, Zhang H, Pollen AA, Howes T, Amemiya C; Broad Institute Genome Sequencing Platform & Whole Genome Assembly Team, Baldwin J, Bloom T, Jaffe DB, Nicol R, Wilkinson J, Lander ES, Di Palma F, Lindblad-Toh K, Kingsley DM.
Nature. 2012 Apr 4;484(7392):55-61. doi: 10.1038/nature10944.
PMID: 22481358 [PubMed - in process]

イトヨは最終氷期以降にいろいろな湖や川に適応し成功した生物種です。このため、進化のモデルとして研究が進められています。この論文では、1個体のゲノムを詳細に解析してreferenceとした上で、海、湖、川から20個体を採集しそのゲノムを読んで比較しています。それぞれ別の環境に適応した個体群でも同じ変異を共有している場合があり、それは母集団で元々多型として存在していた変異が別々に固定されたものだとわかります。これまで報告されている並行進化の例では、タンパク質をコードする領域の変異よりも調節領域の変異の方が多く見つかりました。

2012年4月8日日曜日

羽毛を持ったティラノサウルス

A gigantic feathered dinosaur from the Lower Cretaceous of China
Xu X, Wang K, Zhang K, Ma Q, Xing L, Sullivan C, Hu D, Cheng S, Wang S.
Nature. 2012 Apr 4;484(7392):92-5. doi: 10.1038/nature10906.
PMID: 22481363 [PubMed - in process]

白亜紀前期のティラノサウルス類の新種Yutyrannus hualiが羽毛を持っていた事が報告されています。狭義のティラノサウルスの仲間ではないのですが、全長9メートルという大型の恐竜が羽毛を持っていたというのは驚きです。

図が無いとイメージしにくいのでScientific Americanの記事を引用しておきます。
There are giant feathered tyrannosaurs now… right?