An siRNA pathway prevents transgenerational retrotransposition in plants subjected to stress
Ito H, Gaubert H, Bucher E, Mirouze M, Vaillant I, Paszkowski J.
Nature. 2011 Apr 7;472(7341):115-9. Epub 2011 Mar 13.
ヒートショックで転写活性化するCopia型LTR retrotransposonをONSEN('温泉')と命名し解析しています。siRNAの作られないArabidopsis thaliana株では、ヒートショック後にONSENは転写活性化し、複製中間体の環状染色体外DNAを形成します。しかし、これは親個体ではゲノムに挿入されず、その代わりに次世代で挿入されていました。挿入は花の形成中に配偶子形成の前に起こっていました。面白いことにONSENが転移した一部の個体では熱応答性が変化したそうです。ストレスにより転移因子が活性化することはよく知られていますが、この結果はそれにより新しい環境に適応した個体が進化するというモデルに合致する興味深い結果です。
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