2011年5月10日火曜日

植物の進化とゲノム倍化

論文メモ。メモはほとんど要約だけ読んで書いています。

Ancestral polyploidy in seed plants and angiosperms
Jiao Y, Wickett NJ, Ayyampalayam S, Chanderbali AS, Landherr L, Ralph PE, Tomsho LP, Hu Y, Liang H, Soltis PS, Soltis DE, Clifton SW, Schlarbaum SE, Schuster SC, Ma H, Leebens-Mack J, Depamphilis CW.
Nature. 2011 May 5;473(7345):97-100. Epub 2011 Apr 10.

植物はゲノム倍加によって多様な性質を進化させることが知られている。著者らは解読された植物ゲノム中の遺伝子の並び順を解析することで2回のゲノム倍加が起こっていることを示す結果を得た。一つは被子植物の共通祖先、もう一つは種子植物の共通祖先である。遺伝子重複は3億1900万年前と1億9200万年前に集中しており、ゲノム重複がこの時期に起こったことを示唆している。これらのゲノム重複により種子の発生と花の発生に重要な調節因子が多様化した。

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