レンスキーらの実験の紹介と順番が逆になったが、リチャードドーキンスの最近の著書「進化の存在証明」を読み終えたので感想。原題は「The Greatest Show on Earth - The Evidence for Evolution」。進化論を信じない人があまりに多いのを嘆いて書かれた本なので、基本的には詳細に何故進化が真実と考えられるのかを丁寧に解説している。
アメリカでは実に4割の人が進化を信じていないという。これまではなんて頑迷なキリスト教徒たちなのだろうと思っていたのだが、どうやら違うらしいことがこの本を読んでいるうちにわかった。これらの人たちのほとんどは単に基本的な科学の知識がないだけなのだ。そして一部の進化を理解していながら感情的に受けつけない人たちが彼らを洗脳すべくエセ科学を振りかざしている。そういう構図のようだ。今年は大統領選の年なのでこういう問題は一層悩ましいものである。
0 件のコメント:
コメントを投稿