2012年のノーベル化学賞はRobert J. Lefkowitz氏とBrian K. Kobilka氏に贈られることが決まりました。受賞理由は
"for studies of G-protein–coupled receptors"
(Gタンパク質共役型受容体の研究により)
Lefkowitz氏はGタンパク質共役型受容体の分子を発見し、Kobilka氏はその1つβ-adrenergic receptor遺伝子を同定しました。現在ではGタンパク質共役型受容体ファミリーという巨大な遺伝子ファミリーが、細胞間シグナル伝達に大きな役割を果たしている事が明らかになりました。
The Nobel Prize in Chemistry 2012
Gタンパク質については、既に1994年にAlfred Goodman Gilman氏とMartin Rodbell氏がノーベル医学生理学賞を受賞しています。あれ?と思ったのですが、Gilman氏とRodbell氏が受賞したのはGタンパク質そのものの研究により、今回の受賞はGタンパク質共役型受容体についての研究によってでした。
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