2012年8月26日日曜日

白亜紀のヘビ

ヘビ類はトカゲ類の一群ですが、その起源は未だ不明のままです。ある説では、海洋性の爬虫類が遊泳のために四肢を失った事に由来するとされ、一方で、地中性のトカゲが足を失ったという仮説も有力です。

A transitional snake from the Late Cretaceous period of North America
Longrich NR, Bhullar BA, Gauthier JA.
Nature. 2012 Aug 9;488(7410):205-8.
PMID: 22832579 [PubMed - in process]

この論文では、以前に脊椎だけ報告されていた白亜紀のヘビ類Coniophis precedensの頭部を報告しています。このヘビはこれまで考えられて来た以上に原始的で、陸地の平原環境から見つかった事や小型であることなどは、ヘビ類が地中性のトカゲから進化した事を支持しています。

2012年8月25日土曜日

日本鳥学会の百年

東京大学総合研究博物館で「日本鳥学会の百年」と題した展覧会が開催されています。目玉は世界に3体しか無いカンムリツクシガモの剥製だそうです。

日本鳥学会の百年
 【会期】8月17日(金)~9月21日(金)
 【会場】東京大学総合研究博物館
 【開館】10:00~17:00

2012年8月24日金曜日

有袋類のXist

X染色体不活化は雌に2本あるX染色体の片方をヘテロクロマチン化して遺伝子発現を抑制し、X染色体が1本しかない雄の遺伝子発現量と同じにするメカニズムです。真獣類(有胎盤類)ではXistという長いnon-coding RNAがX染色体不活化を誘導する役割を持っています。今回有袋類で同じ働きをするnon-coding RNAが見つかり、Rsx (RNA-on-the-silent X)と名付けられました。

Rsx is a metatherian RNA with Xist-like properties in X-chromosome inactivation
Grant J, Mahadevaiah SK, Khil P, Sangrithi MN, Royo H, Duckworth J, McCarrey JR, VandeBerg JL, Renfree MB, Taylor W, Elgar G, Camerini-Otero RD, Gilchrist MJ, Turner JM.
Nature. 2012 Jul 12;487(7406):254-8.
PMID: 22722828 [PubMed - indexed for MEDLINE]

2012年8月23日木曜日

Repbase Reports Volume 12, Issue 7

Repbase Reportsの今年第7号が7/20に出版されています。この号では、ショウジョウバエ5種(Drosophila ficusphilaDrosophila kikkawaiDrosophila grimshawiDrosophila mojavensisDrosophila pseudoobscura)に加えて、ポプラPopulus trichocarpa、小麦赤錆病菌Puccinia triticinaの転移因子を報告しています。

Repbase Reports Volume 12, Issue 7

Repbase ReportsはGIRIが発行している、真核生物の反復配列を報告するオンラインの科学雑誌です。配列、分類と簡単な特徴の報告だけですが、反復配列の一次情報源として論文でも引用されています。Repbase Reportsに掲載された配列は、反復配列データベースであるRepbase Updateに収録され、配布されます。学術研究者はユーザー登録することでどちらも無料で閲覧できます。

ブログ再開します

一時帰国および学会準備等々で忙しかったので休止していましたが、ぼちぼちブログを再開します。