2011年3月8日火曜日

B1 SINEと転写因子

Dioxin receptor and SLUG transcription factors regulate the insulator activity of B1 SINE retrotransposons via an RNA polymerase switch.

Román AC, González-Rico FJ, Moltó E, Hernando H, Neto A, Vicente-Garcia C, Ballestar E, Gómez-Skarmeta JL, Vavrova-Anderson J, White RJ, Montoliu L, Fernández-Salguero PM.
Genome Res. 2011 Feb 3. [Epub ahead of print]

マウスのSINE、B1がインシュレーター活性を持っていることを報告。インシュレーター活性はダイオキシン受容体とSLUGが結合することにより担われ、ヘテロクロマチンのマーカーも周辺に集中していることが確認された。

聞いたことのあるような話だと思ったら、別のSINE、B2で似た報告がされていますね。↓
Developmentally regulated activation of a SINE B2 repeat as a domain boundary in organogenesis.
Lunyak VV, Prefontaine GG, Núñez E, Cramer T, Ju BG, Ohgi KA, Hutt K, Roy R,
García-Díaz A, Zhu X, Yung Y, Montoliu L, Glass CK, Rosenfeld MG.
Science. 2007 Jul 13;317(5835):248-51. PubMed PMID: 17626886.

あとこの論文でB1にSlugとダイオキシン受容体が結合することが報告されていますね。↓
Genome-wide B1 retrotransposon binds the transcription factors dioxin receptor and Slug and regulates gene expression in vivo.
Roman AC, Benitez DA, Carvajal-Gonzalez JM, Fernandez-Salguero PM.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2008 Feb 5;105(5):1632-7. Epub 2008 Jan 25. PubMed PMID: 18223155; PubMed Central PMCID:PMC2234196.

2011年3月7日月曜日

コウノトリはヒトの赤ん坊を運ぶか?(自分の巣に)

たまにお世話になっている英語ニュースを一本紹介。
かなりコメディー仕立てになっています(笑)。

NPR News
内容は小さな人類が住んでいたフローレス島で巨大なコウノトリの化石が見つかったというもの。フローレス島の人類が現代人と別種かどうかはいまだ議論が続いていますが、成人で体高90センチくらいとされています。一方のコウノトリは肉食で体高1.8メートル。ただし飛べません。

ちなみに赤ん坊を運ぶコウノトリはシュバシコウCiconia ciconia、体高100-115センチ。

2011年3月6日日曜日

家の前の木

我が家(アパート)の前に桜のような木があり、春には花が咲きます。一年間Cherry plumだと思っていたのですが、先日園芸店に行って似たような木を見つけ、タイワンイヌナシであることが判明しました。学名はPyrus kawakamii、英名はEvergreen pear。観賞用の樹木として西洋では普及しており、小さな実は食用にはなりません。

2011年3月5日土曜日

tRNA intronの転移

tRNAはmRNAとは全く異なるintronを持ち、全く異なる機構でsplicingされます。そのintronは機構はわかりませんが、転移因子のように別のtRNAに転移増殖することがあるそうです。実際にどうやって転移するのかとても興味深いです。

研究ハイライト

Large-scale tRNA intron transposition in the archaeal order Thermoproteales represents a novel mechanism of intron gain.
Fujishima K, Sugahara J, Tomita M, Kanai A.
Mol Biol Evol. 2010 Oct;27(10):2233-43. Epub 2010 Apr 29.

内容紹介は研究ハイライトに譲ります(笑)。
関連論文のいくつかは以前ホームページでも紹介しました。
「63. バルジ大作戦:tRNA splicing」
「67. ナノ古細菌のtRNAは不思議がいっぱいナノだ」

2011年3月4日金曜日

SMBE 2011

Molecular Biology and Evolutionを発行しているthe Society for Molecular Biology and Evolution(SMBE)の年会が今年は京都で開催されます。

SMBE 2011 Annual Meeting

日時は7月26日(火)から30日(土)。
会場は京都大学およびみやこめっせです。メイン会場は京都大学百周年時計台記念館。30日正午に終了後日本進化学会大会が同じ場所で開催されます。